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うつ病
うつ病
軽症のうつ病の人は最近増加しており、抑うつ気分と興味または喜びの喪失が中心的な症状です。生活の上では、五月病でみられるような症状のほか、「仕事や家事などが以前のようにテキパキこなせない」、「考えがまとまらない」などの症状がみられます。
また、軽症のうつ病の場合、他にはっきりした症状がなく、朝早く目が覚めてしまったりする、睡眠障害だけが目立った症状としてあらわれることもあります。
特に、目が覚めたとき、ひどく憂鬱な気分になったり、疲れやすく、休息をとってもなかなか改善しなかったりするような場合は、うつ病が原因で睡眠障害になっている可能性があります。
うつ病の症状には大きく「精神症状」と「身体症状」に現れます。気分の落ち込みなどの精神症状だけでなく、身体の調子も悪くなるのがうつ病の特徴です。また、これらの症状が、1日の中で時間とともに変化する(日内変動)のも、うつ病の特徴です。多くの場合、朝が悪く、夕方にかけて改善していきます。
精神症状
典型的な症状は、感情、意欲、思考の三つの面で現れます。
- 感情
気分が憂うつになる、理由もなく悲しい・寂しい、自分がダメな存在だと感じる、不安や焦りを感じ、イライラする、無感動になる、死にたいと思うなど。 - 意欲
何をするのもおっくうに感じ、行動力や集中力が無くなる、人と会ったり話したりするのが面倒になる、趣味などにもやる気が起きないなど。 - 思考
頭がさえない、考えがまとまらない、集中力が無くなる、決断力や判断力が低下する、反応が遅くなるなど。